MacFUSE に関していくつか試したこと
- Date
- 2007-01-20 (Sat)
- Category
- Mac OS X
slashdot やらあちらこちらで話題になっている MacFUSE。ユーザランドのファイルシステム、というのは例えば対応する(ファイル交換などの)プロトコルを、ファイルへの操作(開く、書き込み、消去など)へと変換することができる、ということです。Windows で使っている NTFS の読み書きができるようになることが、一番強調されているように見えますが(彼らの web にもあったし、スラドもそんな風潮でした)他にもいろいろあります … 一緒に盛り上がった友人はデフォルトでインストールされている sshfs を使ってリヴィングとは別部屋にある linux をストレージにして、wifi 経由で映画を見て感動してました。
この sshfs は web 開発者にもとても便利な機能に思えます。ローカルドライヴのようにマウントしておけば、ローカルで起動するテキストエディタからサーバーに直接保存することも可能なわけです。最近はどんな言語で開発しても、ローカルサーバで開発/実験/テストを全部やるのがはやっているみたいですが、sshfs を使えば、実際の deploy 環境を使うことができるかも!
最近 web 開発者が好んで使うテキストエディタには、たいてい簡単なファイルブラウザが内包されていると思います。僕は最近まで smultron でしたが、C O U L D のヤスヒサさんのプレゼンを見て、skEdit (と CSSEdit )に鞍替えしました。どちらにも階層ファイルブラウザがついていて、sshfs を通せば実際のサーバにあるファイルを直接ブラウズできます。
しかしまだ不完全な部分もあるみたいなので、その他の注意などを含めて箇条書きに。
- 接続は完全に ssh
ドキュメントはあまり用意されていませんが、バイナリのインストーラを使えば、普通の Mac アプリと同じようにクリックだけでインストールできるので迷うことはないと思います(KEXT なので要再起動)。で、唯一の使い方としては Wiki 上の Quick(er) Start Guide かな。
をやると分かりますが、基本的に ssh と一緒なので、パスワードの入力にプロンプトがかえってきます。秘密鍵を使って、つまり普段の ssh の接続もパスワードを使わないようにしておけば、多分パスワードもいらないのかな(そうすれば起動時にマウントとかもできそう)。sshfs user@host:/some/directory /some/mount/point -oping_diskarb,volname=<volname> - オプションを間違えると最悪 Finder を含めて落ちる
上の項目と関連してますが、オプションの volname を最初 volume って打っていて、terminal だけでなく Finder も固まりました。beta ソフトなので気をつけましょう。 - ファイルの上書きができない
ここから30分くらい触ってみた感触ですが、新規ファイルの作成はできます。terminal 上で touch したり vi で新規作成したりはできるし、skEdit とかで、新規保存はできます。でも、skEdit でサーバ上のファイルを開いて上書き保存ができない。あるいは、skEdit 上で書類を新規作成して、1回保存すると、2回目は保存できない。smultron も不可。手元にあった mi では保存できた(そのかわり読み込みも保存もめちゃくちゃ遅かった)。vi でローカルにマウントされている側を開いて、:ZZ と :w で保存はできるし、 :A,Bw>>FILE で追記も可。なんでかな?使ってる API の違いかしらん。ちなみに Finder では、上書きしようとすると、まず既存ファイルを .(dot) を頭につけて不可視にして、新規ファイルの書き込みをしているみたいでした。 - tail -f ができないので Console.app が使えない
最近 Console.app の使い勝手の良さに目覚めました。ので、サーバのログも Console.app で見られるといいなーと思ったのですが、どうもうまく見られません。Terminal でローカル側に tail -f したら Bus error とやらで見られませんでした。
いろいろあって現状ではだいぶ制限がありますが、今後に期待です。プロジェクトホームには Wiki も bug tracker もあるので、書き込んでみるのもいいかもしれません。オリジナルの FUSE が対応しているのは FUSEWiki: FileSystems にまとまっていて、今の所 MacFUSE で誰かが試して動いたのは Existing FUSE File Systems Tested With MacFUSE にまとまっているみたいです。
ちなみに参照した環境は1月20日2007年現在最新の MacFUSE-0.1.0b006.dmg です。
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