Zaha Hadid Exhibition

Date
2006-07-09 (Sun)
Category
diary

Zaha Hadid という建築家の展覧会に行ってきた。久しぶりに Guggenheim Museum. V は行ったことがないって、お前何年 NY に居んねん!って感じでしたが。SW も一緒に。

不勉強にて、僕は Zaha という人の名前を聞いたことがなかった。

僕は高校生から学部の初期の頃にかけて、しばらく建築の展示を見て回ったし、ヨーロッパ旅行中などは実際の建物もたくさん巡った。旅行中にあった、Alvar Aalto について語る多摩美の助教授とか、Berlin で同室になった学生たちはみな建築をやっていて、Helmut Jahn, Frank Gehly, 磯崎新(Arata Isozaki) なんかを観につれて回ってくれた。特に Renzo Piano は大規模な展示がどこかの美術館であって数百枚に及ぶ Esquisse が見れたのはとても面白かった。

どの経験も面白かったのは事実だけれども、僕はその頃まだ手を動かしている人でかったのだろう。なんというか消化不良な感じだけ残って、建築は僕をどこへも連れて行ってくれない、とか思ったのを覚えている。それ以来は、どんなスケッチを見ても、あまりピンとくるものがなくなっていた。

正直、Zaha Hadid のスケッチをみて、最初はそう思った。

Guggenheim はとてもよく設計された美術館で、展示が『語って』いる。いや正確を期すなら、どんな人にでも一様に『一本の story を語る』。要するに螺旋状の一本道に展示が並んでいるということなんだけど、学芸員には(linear なストーリーを素直に語れる)やりやすい環境なのか、あるいは(中身のあるお話を作らないとすぐ飽きられるだろうから)厳しい環境のどちらかなのではないかと想像する。

閑話休題。僕が Guggenheim に行く時はいつも最上階までエレベータで上がって、それからゆっくり歩いて降りる、という道をとる。最上階にあったのは、壁一面のスケッチ(近年のコンペに出したもの)と、Zaha の提案する未来のキッチン。全然悪くないのだけれど、全然新しくない。今できることの寄せ集め(でも現実的な予算ではできそうにない)としか見えず最初の印象は非常に悪い。

だけど、降りて行くに従って、どんどん引込まれて行った。

Guggenheim に行くかわりに、Google のイメージ検索: Zaha Hadidを見て欲しい。なんつぅか、3D ソフトを使ったことがある人だったら、一度は作ったような、そういう写真ばかり。実際そんなのを作っているのだ!!

Dancing Towers by Zaha Hadid

↑これはまだ建設も始まってない rendering でしかないですけど、既に存在するものでどう考えても狂ってるのは↓これかね。

BMW Leipzig by Zaha Hadid

あるいは、things magazine による slide show (写真をクリックすると次の写真に。)

Leipzig にある BMW の工場。既にある工場棟をつなぐ部分に新たなオフィス部分を設計した(らしい。録画された BBC の特別番組を立ち聞きした所によれば。Google で英語の資料とか探したけどほとんどないし。)。で、オフィスで働く人の上をコンベアが流れてますよ?しかもこのコンベア結構複雑にジョイントしてて、ジョイントごとに、機関車トーマスみたいにターンテーブルが回る!ってスゴいでしょ。

ま、BMW は狂い過ぎとしても… 僕は以下のようなことをメモにした。

Guggenheim の Zaha Hadid ストーリーを、未来から過去に向かって読んで行った僕は、彼女の強烈な遠近法への愛というか、線へのこだわりを数十年かけて実現させて行ったのを逆再生で見て行ったのだった。

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